将来の方向性が見えなくなったとき。スランプに陥ったとき。

2021-03-28

4月に向けて、本とか、書き溜めたメモとかいろいろ整理していたら
ずっと以前、人生が無風と感じられたときに、チャップリンの自伝から感銘をうけた部分をメモした文章がでてきました。

P376より
将来の計画もなんにもない。ただ不安ばかで底知れぬ孤独にさいなまれていた。
ヨーロッパにいる間に、もしかして誰か将来の方向を示してくれるような人に会えるのではないかという漠然とした望みがあった。しかし、ヨーロッパから得たものは何もなかった。
その晩はひとりで食事する気がしなかった(略)ハリウッドまで車を飛ばして大通りを歩いてみた。
(略)簡単に電話一本で夕食に招待できるような誰か気のおけぬ親しい友人でもと考えてみたが、ついに思い当たらなかった。
帰ってみるとマネジャーのリ-ヴスから(略)電話があったらしいが、ほかには誰からも連絡はなかった。(略)孤独だった。

P384より
以前としてさしせまっての計画は立たなかった。暇つぶしになることならなんでもやった。
1人になるのがたまらなかったし、物を考えるのもいやだった。
しかしこうした遊びのあいだにも、たえず罪の意識が働いていた。何をお前はしているのだ?なぜ仕事をしないのだ?(略)まことに妙な話だが、わたしはまったく偶然に、しかも思ってもみなかったときに
突然また1本サイレント映画を作る気になった。

わたしもこれと全く同じ気持ちの時がありまして。
全く、依存的な考えなのですが、”誰か将来の方向を示してくれるような人に会えるのではないかという漠然とした望みがあった”時期がありました。
だって無風なんです。
何をどうしたらよいのかさえわからず、誰かがある日、私の手を引っ張り上げてくれないだろうかと期待している日がありました

あの偉大なチャップリンも孤独を感じる時があり、
あの偉大なチャップリンでさえ、気のおけぬ親しい友人が思い当たらないことがあり
誰からも連絡がないこともあるのだと、変な勇気をもらいました。

ただどんなときも、チャップリンは”自信は失わなかった”とあります。

自信って大事です。
自信がなければ、やめてしまいますから、
自分を信じるか信じないかで、進む道が大きくかわってきます。

先日放送されたサンドウィッチマンのお二人も、(自分達の漫才は面白いんだ)と信じてやってきた、
信じなければここまでやってこれなかったと言っています。

そんな私は、ゆらゆらですが。(案外、ゆらゆらの方が耐久性があったりして。)

ちなみに、無風状態のスランプですが、
ジタバタあがいて波立たせ、無理やり次の島に到着した感じです。笑;

そしてその島も、既に出航しました。w

将来の方向性が見えなくなったとき、わからなくなったとき、チャップリンもジタバタしてます。
つまりジタバタしましょう。
人生波立たせてみましょう。

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