デザインはクライアントの要望、エンドユーザーの要望 どちらを優先させるべき?
2025-04-11
【答え】
優先すべきは「エンドユーザーの要望」
なぜかというと:
デザインの目的は、エンドユーザー(製品やサービスを最終的に利用する人)の行動を促すことだからです。
たとえば、
ホームページなら ・・・ユーザーに情報を伝え、問い合わせや購入につなげる
チラシなら ・・・興味を持ってもらい、行動を起こしてもらう
いくらクライアントさまの好みに作っても、エンドユーザーに届かなければ、成果は出ません。
だからといって、完全にクライアントさまの意見を無視するのもNG。
どうすればいいかというと、
「エンドユーザー視点」を軸にしながら、クライアントさまの要望も理由を聞き、すり合わせる。
会話例:
クライアント:このバナー、赤にしてほしいんです
デザイナー:承知しました!ちなみに、赤を希望される理由はありますか?(ブランドカラー?目立たせたい?)
もし理由が「目立たせたい」なら、「赤も良いのですが、エンドユーザー層が女性中心でやわらかい印象を好む傾向があるので、
ややピンクがかった赤や、背景とのコントラストで目立たせる方法もありますよ(提案)」
クライアント:このバナー、赤にしてほしいんです
デザイナー:承知しました!ちなみに、赤を希望される理由はありますか?(ブランドカラー?目立たせたい?)
もし理由が「目立たせたい」なら、「赤も良いのですが、エンドユーザー層が女性中心でやわらかい印象を好む傾向があるので、
ややピンクがかった赤や、背景とのコントラストで目立たせる方法もありますよ(提案)」
というようなことを書いたのは、
AさんとECサイトの効果的なバナー制作の話から、このような話にたどり着きまして。
マーケティング思考のデザインは、Web上で仕事をしていくうえで避けて通れません。
奇麗なデザインではなく、売れるデザイン。
かっこいいデザインではなく、集客できるデザイン。
ですね。
↑
追記:
ホームページやネットショップにおいてのデザインのことです。
問題解決型のデザインはまた別のお話。
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