10を知って1を学ぶ
2024-09-06
ことわざでは「一を聞いて十を知る」っていうのがあるけれど
「10を知って1を学ぶ。」って大事だなと。
例えばWebデザイナーになりたい場合
デザインだけでなく、コーディングも学ぶべき。
コーディングの知識があるのとないのとではデザインが全く違ってくる。
よくあるのが、グラフィックデザイナーがWebデザインをする場合、
コーディングの知識がないままお洒落なデザインを作ってしまうと、必ずコーダーとトラブルになるということ。
だから、コーディングができなくても、最低限のしくみは知っておくべき。
さらに、マーケティングのしくみや行動心理学を学んでいると、
どこに何を配置すれば効果的かも考えられるようになる。
ただお洒落なだけでは、意味がない。
だからこそ、Webデザインを学ぶ際には、
デザイン以外の周辺知識も一緒に学ぶと強みになるという話。
たとえば、建築物の素晴らしい設計図を書く人は、自分で組み立てることもできるし、使用する素材にも詳しい。
また、テレビのレポーターも、ただ現場で話すだけではなく、
編集の過程を学ぶことで、誰に何を聞き、どう話すべきかが見えてくる。
凄腕のレポーターは「現地に行って撮影し、終わったら帰ってオンエアを見る」だけではなく、
「現地で撮影し、その後、編集者の横について素材を確認し、どう編集されるかを学んでからオンエアを見る」
というふうに、見えないところでたくさんの努力をしているのだ。
だからこそ、
「10を知って1を学ぶ。」と
あえて、わたしはいいたい。
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