カレー作りに例える、応用力が育つ“教え方”

2025-04-18

たとえば、カレーの作り方を教えるときに、
ジャガイモばかりを切らせたり、人参ばかりを切らせたりするだけでは、
「自分が何をしているのか」が見えにくくなってしまいます。

まずは、全体の流れを伝えることで、
今している作業が、料理の中でどんな意味を持つのかが理解できます。

さらに、
「なぜジャガイモは乱切りにするのか? 千切りではなぜいけないのか?」
といった理由まで説明できると、
その知識は応用(カスタマイズ)しやすくなります。

先日、ハンバーグを作る番組で
「パン粉がない場合はどうしたらいいのですか?」という質問に対して、
「パン粉は水分を吸って、タネの水っぽさを調整する役割があるので、
水分を吸う食材なら何でもOKです。おからでも、お米をペーストにしたものでも大丈夫ですよ」
と答えているのを見て、目からうろこでした。

私は料理が得意ではないので、
「そんな役割があったのか!」と感動し、
さらに「お米で代用できる」という発想にも驚きました。

これと同じように、コーディングやデザインを教えるときも、
ただ手順を指示して「この通りにやってください」ではなく、
「なぜこの書き方なのか?」「ほかの方法ではダメなのか?」という背景や理由を伝えることで、
学ぶ側は“応用がきく力”を自然と身につけることができるのではないかと考えるのですが、いかがでしょうか。

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